メール添付PDFの要約・Excel転記を自動化

毎日届く大量のPDFを担当者が1件ずつ開いてExcelに手入力していた作業を、既存のMicrosoft 365環境を活かして「手作業ゼロ」にした事例です。

4コマ漫画:1.困っていた 2.相談があった 3.つくった 4.解決した。メール添付PDFの手入力作業をPower Automate・OCR・AI要約で自動化した流れ

相談から解決までの流れを4コマにまとめました

依頼主
広島県内の企業(事務部門)
ご相談内容
メール添付PDFの内容確認とExcelへの手入力を自動化したい
使った技術
Microsoft Power Automate、Google Cloud Vision(OCR)、OpenAI GPT(要約)、Excel / OneDrive
結果
手作業ゼロ。月3,000件処理してもAI処理費用は月約1,000円
  1. 困っていた:毎日届く大量のPDFを、1件ずつ開いて手入力

    取引先などから毎日届くメールの添付PDFを、担当者が1件ずつ開いて内容を確認し、受信日・送信者・件名・内容の要約をExcelへ転記、さらにファイルを保存する。単純作業ながら神経を使い、これだけで毎日1時間以上かかっていました。

  2. 相談があった:「この作業、自動化できませんか?」

    ヒアリングをすると、社内では日常的にMicrosoft 365(Outlook・Excel・OneDrive)を使っていることが分かりました。新しいシステムを入れるのではなく、既存の環境をそのまま活かせば、短期間・低コストで自動化できると判断しました。

  3. つくった:Power Automateを中心に、OCRとAI要約をつないだフロー

    メールを受信した瞬間にPower Automateが動き、添付PDFの保存からExcelへの記録までを自動で行います。

    メールでPDF受信 Power Automate OCRで文字を読み取り AIが内容を要約 Excelに自動記録

    OCRにはGoogle Cloud Vision、要約にはOpenAIのGPTを使い、要約文と必要な項目だけを構造化してExcelに書き込みます。

  4. 解決した:手作業ゼロ。コストも時間も大幅削減

    これまで毎日1時間以上かかっていた作業が、人の手を介さず自動で完了するようになりました。担当者は本来の業務に集中できます。ご相談から短期間で導入・納品まで完了しました。

ランニングコストの目安

AI処理(OCR+要約)の費用は件数に応じた従量課金ですが、1件あたり1円未満と非常に低廉です。

月間処理件数AI処理費用(月額目安)
1,000件約170円
3,000件約950円
5,000件約1,700円
10,000件約3,700円

※ 2026年4月時点の各社料金・1ドル150円換算、1件=PDF1ページ想定の試算です。Power Automateのライセンス種別によっては別途ライセンス費用(月約2,250円/ユーザー)が必要になる場合があります。Google Workspace環境で同様の仕組みを組む構成もご提案できます。

こんな作業にも応用できます

  • FAXや郵送で届く注文書・請求書を読み取って台帳に転記する
  • 問い合わせメールを内容ごとに分類し、担当者へ振り分ける
  • 日報・報告書のPDFを要約して一覧化する
  • 紙の申込書や図面から必要な数値だけを抜き出してCSV化する(関連事例)

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